犯罪・刑事事件の解決事例
#財産分与 . #離婚回避

財産分与における不当な主張を退け、適切な財産分与額を確保、回収したケース

Lawyer Image
渡部 敏広 弁護士が解決
所属事務所たかさき・渡部法律事務所
所在地北海道 札幌市中央区

この事例の依頼主

女性

相談前の状況

ご相談者は、すでに元夫と離婚し別居されていましたが、財産分与を一切受けておらず、このままでは財産分与を受けることができないまま、元夫が財産を処分、現金化し費消してしまうかもしれないということでご相談されました。そこでご相談者様からご依頼を頂き、財産分与の調停をおこすことになりました。

解決への流れ

まず、財産の費消を防ぐために、財産の保全処分を行いました。その上で調停に進みましたが、相手方は、財産が自身の特有財産であると主張してほぼ全面的に争い、調停は平行線を辿りました。そのため、調停段階から、当該財産が財産分与の対象となる共有財産であることを丁寧に主張立証し、調停が不成立になった後の審判手続においてもさらに主張立証を尽くしたところ、当方の主張が認められ、適切な財産分与額が認められるとともに、保全財産から認定額全額を回収することができました。

Lawyer Image
渡部 敏広 弁護士からのコメント

離婚に伴う財産分与や慰謝料の請求にあたっては、事前に相手方の財産を保全しておくことで、相手方による財産費消の心配なく調停や訴訟を進めることができ、将来回収できないというリスクを防ぐことができます。また、財産分与では、特有財産か共有財産かについて、根拠を持って主張立証することが重要です。争点について、重要なポイントを的確に把握し、主張立証することは、ご相談者様の利益に繋がります。お気軽に、弁護士にご相談ください。