この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
シングルマザーであるご依頼者さまは、3人の子育てをしながら働いていましたが、生活費の補てんのために借り入れを繰り返していました。借金が300万円まで膨み、収入の大半が返済に消える状況から抜け出せないため、弁護士法人プロテクトスタンス広島事務所に自己破産をご相談されました。
解決への流れ
自己破産は原則として、不動産や自動車といった高価な財産を処分する必要があります。ご依頼者さまは自動車を所有していたものの、子育てなどに必要不可欠なため、処分することができませんでした。本件を担当した弁護士が自動車を査定に出すと、売却価格が20万円未満と低額だったため、弁護士は処分を回避できる可能性があると判断。自動車の価値が低いことや、ご依頼者さまの生活に必要である点などを裁判所に説明した結果、自動車を残したまま借金の返済義務が免除されました。
自己破産の手続きでは、原則として所有している財産を処分しなければなりません。しかし、価値の低い財産や生活に必要不可欠な財産は例外として扱われ、手元に残すことができる可能性があります。ただし、手元に残せるかどうかを判断するには法的な専門知識が求められるため、借金問題に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。