この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
母は既に他界していたところ、父が亡くなりました。父の子は、私ら子です。自分なりに調べる限り、自分は父の子であるので、自分には法定相続分があり、遺産の取り分があることは知っていました。それにもかかわらず、父と同居していた長男が父の遺産を1人占めしようとしていました。長男に対しては、自分にも法定相続分があることを主張しましたが、長男は、語気を荒げて『長男なのだから遺産をすべてもらえて当然だ。』という封建的な訳の分からないことを怒鳴って述べるばかりでした。私も段々と腹が立って、弁護士に依頼することとしました。
解決への流れ
海老名先生に依頼したところ、当然ですが、粛々と法的手続を進めていただき、きっちりと法定相続分相当の遺産をもらうことができました。
お兄さん(長男)のように、法的には全く通用しないにもかかわらず、意固地になったり、自分に都合のいい考え方をゴリ押ししたりして、遺産を事実上独占しようとなさる人はいらっしゃいます。話合いによって解決できればそれが何よりですが、これができない場合は、きちんと法的手続を採ってそうした方に現実を知ってもらう必要がありますね。本件は、遺産分割調停から始まり、遺産分割審判を行って、強制的に法定相続分に則った遺産分割を実現することができました。