犯罪・刑事事件の解決事例
#加害者

勾留を阻止し釈放を得た事例。さらに釈放の翌日別件で逮捕勾留されたが準抗告を行い再び釈放を得て、その後示談交渉により不起訴となった事例。

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吉田 純二 弁護士が解決
所属事務所福岡城南法律事務所
所在地福岡県 福岡市中央区

この事例の依頼主

20代 男性

相談前の状況

強制わいせつ案件(別件余罪あり、被疑事実を認め)で逮捕されていました。家族からの依頼で接見しました。

解決への流れ

接見時に本人の誓約書を、接見後の当日中に家族の身元引受書等を取得し、翌日午前中に裁判所に勾留の必要がないという意見書を提出したところ、検察官からの勾留請求が却下されました。勾留却下に対して検察官が準抗告をしたので、こちらも追加で意見書、資料を提出した結果、勾留却下の判断が維持されました。その後、別件余罪で再逮捕され、翌日一旦裁判所から勾留決定がされましたが、準抗告を行った結果、勾留決定が取り消され、再度釈放され、以後は在宅で捜査を受けることになりました。その後、複数の被害者と示談交渉を行い、全ての被害者と示談が成立し、不起訴処分(起訴猶予)となりました。

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吉田 純二 弁護士からのコメント

逮捕された状態で夜間初めて面会し、家族の協力も得て、当日中に急ぎ勾留阻止の準備を整え、翌日に勾留阻止を得ることができたケースです。釈放には必要なタイミングで必要なことをするのが最も大事ということを改めて感じたケースでした。その後、再度逮捕勾留されてしまいましたが、一旦勾留阻止となっていたことも影響し(資料として提出)、準抗告が通り、釈放されました。身体拘束が無用に長引けば、仕事面等でも大きなダメージを受け、社会復帰を阻害しかねませんが、早期に釈放されたことで、自身の問題を見つめながら、社会復帰することが可能になったように思います。