この事例の依頼主
80代以上
相談前の状況
ご相談者は、現在はお元気ですが、将来、認知症になった場合の財産管理のことを心配されておられました。また、ご自身が亡くなられた後のことも心配をされておられました。
解決への流れ
①依頼者の方と面談を重ね、どうすればご相談者の方の面倒を見てくれる人に手間をかけないのか、ご自身の想いを柔軟に叶えることができるのか、万が一亡くなった場合のご自身の希望をどうすれば叶えることができるかお話をし、方針を決めました。②その結果、『家族信託』『遺言』を使うことで解決を図ることにしました。③ご相談者が「委託者兼受益者」、親戚を「受託者」とする形を提案させていただきました。
ご相談者の方が、「よかった、これで安心!」と安堵されたのが印象に残っております。将来の認知症に備える意味でも、家族信託は有効な方策です。成年後見制度と比べても柔軟な契約内容が可能であり、ご相談いただいた方のご希望に近づけることができる制度だと思います。